2024/2/23

IRミーティング後のアンケート集計結果(2023年10~12月)

カディラキャピタルマネジメントでは、IRミーティングの後、ご担当者様にアンケートの協力をお願いしています。

 

私たちがアンケートを実施する目的は、企業側の意見を把握して活動のヒントを得ることと、アンケートの集計結果を企業に伝えてIR活動の参考にしてもらうこと、の2点です。

 

また、アンケート結果を共有することは、資本市場関係者の相互理解を深めることに役立つと思われるため、以下の通り公開します(企業宛に送付したメール文章を一部修正した内容)。

 

 アンケート集計結果

 

今回のミーティングでは御社にとって重要な点に話題が及びましたか?

はい:100%(前四半期97%)

いいえ:0%(0%)

どちらともいえない:0%(3%)

 

今回のミーティングで御社にとって重要だった論点は、以下のうちどれですか(複数回答可)

経営理念:23%(21%)

中長期方針:82%(82%)

財務情報:18%(13%)

事業の詳細:31%(47%)

サステナビリティ:64%(63%)

その他:15%(21%)

 

次回、弊社とミーティングを行う際に対応いただける可能性のある方を選んでください(複数回答可)

経営トップ:36%(24%)

担当役員:64%(63%)

社外取締役:10%(8%)

IR担当者:95%(97%)

サステナビリティ担当者:49%(53%)

事業責任者:13%(13%)

 

従業員エンゲージメントの結果を開示していますか

(前四半期は生物多様性ポリシーについての質問でした。)

はい:26%

いいえ:69%

不明:5%

  

カディラからの補足コメント

 

前四半期は生物多様性ポリシーを設定しているかどうかを確認させていただきましたが、今四半期は従業員エンゲージメントを開示しているか、質問させていただきました。

 

今回企業の皆様に回答いただいた内容を某情報提供会社のデータと見比べたところ、4割以上で回答が食い違っていました。つまり、企業は従業員エンゲージメントの結果を開示していると認識しているが、ベンダーのデータでは「No」または「N/A」となっている状態、もしくは企業が「いいえ」と回答しているのにデータが「Yes」となっている状態でした。

開示方法の標準化がなされていないことや、タイミングのズレなどから情報提供会社のデータが企業側の認識と異なることはしばしば起こりえます。利用する際には注意が必要であることはもちろん、企業自身がわかりやすい情報開示を行うことや、データ提供会社が情報の精度を高めることなど、関係各所が協力していくことが、より良いエコシステムを構築するために重要でしょう。

 

なお、従業員エンゲージメントについて開示している企業はまだ半数に満たない上に、内容も標準化されていないため、企業間の「横比較」として使うには時期尚早ですが、一社のスコアを「時系列」で見ることは有意義だと感じています。

なお、より良い投資判断のためには、数値が改善または悪化しているという見た目だけでなく、データの背景や、それを踏まえた企業の対応策に注意を払うことが重要です。よって、情報開示においては、従業員のインタビュー記事など、現場の実態がわかるような内容を含めてもらえることを期待しています。

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