
弊社ではIRミーティングの後に、ご対応いただいた方へアンケートを実施させていただいています。質問内容は弊社とのミーティングに対しての印象、今後のIR方針、サステナビリティ関連トピックなどです。
アンケート内容は四半期ごとに更新し、回答結果を集計しています。
■■アンケート結果についての総評■■
今四半期は「ミーティングで御社にとって重要だった論点は何ですか」という質問において「経営理念」を選択された比率が顕著に高まりました(24.4%⇒42.6%)が、その一方で「サステナビリティ」の比率が低下しました(58.5%⇒44.7%)。
この要因は、企業経営の中核にサステナビリティ対応を組み込んだ結果、「経営理念」という回答を広い範囲でとらえた方が多かったことにあるのだろうと弊社では推測しています。というのも、ミーティングでの対話内容を思い返すと「経営理念とマテリアリティの関係性」について対話したケースが多かったからです。サステナビリティ対応を経営の必須要素と捉える企業が増え、幅広いステークホルダーに配慮が行き届くことは、経済性と社会性の両立の観点から非常にポジティブな動きだと考えています。一方で単純にサステナビリティへの関心が低下している可能性もあるので、今後の対話の中で状況把握に努めてまいります。
また、今四半期はサステナビリティ開示基準(SSBJ)に関連した質問をさせていただきました。SASBがSICSという独自の業種区分に各企業を割り当てていますが、これが企業自身の認識と合致しているのかどうかを確認する質問です。
「表示された分類は妥当」と回答された企業は55%と約半分だったことを見ると、認識のズレが大きいように感じられます。SSBJの開示においては業種区分によって求められる内容も変わってくるため、早い段階で確認した方が、作業がスムーズに進むと思われます。
なお、SASBの業種検索ツールの利便性にも課題があるようです。今回「表示されなかった」という回答が17.0%ありましたが、弊社側で確認したところそのほとんどは表示されました。
業種ごとの開示内容については、SASBのウェブサイトで資料を入手できますが、見つからない場合は弊社にご連絡いただけましたら送付させていただきます。
■■集計結果■■
●今回のミーティングでは御社にとって重要な点に話題が及びましたか?
*括弧内は前四半期(24年1月~24年3月)の結果
・はい:100.0%(97.6%)
・いいえ:0.0%(0.0%)
・どちらともいえない:0.0%(2.4%)
●今回のミーティングで御社にとって重要だった論点は、以下のうちどれですか(複数回答可)
・中長期方針:72.3(65.9%)
・サステナビリティ:44.7%(58.5%)
・経営理念:42.6%(24.4%)
・財務情報:25.5%(19.5%)
・事業の詳細:23.4%(46.3%)
・その他:14.9%(17.1%)
●次回、弊社とミーティングを行う際に対応いただける可能性のある方を選んでください(複数回答可)
・IR担当者:85.1%(95.1%)
・サステナビリティ担当者:48.9%(63.4%)
・担当役員:63.8%(51.2%)
・経営トップ:44.7%(36.6%)
・事業責任者:10.6%(17.1%)
・社外取締役:8.5%(17.1%)
●現在整備が進められているサステナビリティ開示基準(SSBJ)においてはセクターごとに考慮すべき内容が定められています。各社のセクター分類はSASBのウェブサイト(https://sasb.ifrs.org/find-your-industry/)で社名を入力すると表示されますが、ここで表示される御社のセクター分類について、社内でどのように認識しているか以下の選択肢の中から選択してください。
・表示された分類は妥当:55.3%
・表示された分類だけでなく追加が必要(意見表明済):2.1%
・表示された分類だけでなく追加が必要(未対応):8.5%
・表示された分類は認識違いがある(意見表明済):0.0%
・表示された分類は認識違いがある(未対応):2.1%
・表示されなかった:17.0%
・その他:14.9%
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