
カディラキャピタルマネジメントは「インベストメントチェーンを先へとつなぐ」というミッションを掲げて活動しています。ミッション遂行のためには社内外のステークホルダーとの協力関係が欠かせません。私たちは投資対象企業との対話など、活動内容を具体的に開示することで、ステークホルダーとの信頼関係を深めていくことを目指しています。
今月は以下の活動について報告します。
丸井グループと同社が開示したロジックモデルについての対話を実施しました。ロジックモデルは企業活動が社会的インパクトにつながる流れを示したモデル図です。通常のロジックモデルは非財務のKPIを管理する目的で使われますが、丸井グループは独自の取り組みとして、財務情報との連携を明確にして、ロジックモデルを企業価値向上のためのツールとして活用し始めています。今回のミーティングはCFOに対応いただき、更なる改善アイデアや今後の活用方法について意見交換を行いました。
三菱地所に対してESGデータに関する情報提供と改善提案を行いました。私たちの調査過程において、あるデータベンダーが示す三菱地所のGHG(温室効果ガス)排出量の数値が大幅に増加していることが発覚したのですが、数値から判断するところ同社の排出量が増加したのではなく、データベンダーの集計に誤りがあると推測されたため、三菱地所にデータ不具合の可能性を伝え、修正に取り組むように提案を行いました。同社は即座に対応し、その結果データは修正されました。データベンダーのミスによって誤った情報が市場に流れるということは、IRにおけるリスクです。このような事態に即座に対応を行った同社の姿勢は評価に値します。
金融庁のサステナブルファイナンス推進室とミーティングを行いました。金融庁は6月末に「インパクト投資に関する検討会報告書」を公表し、投資家のインパクト志向を高める方針を打ち出しています。私たちからはインパクトを可視化することの重要性や、そのための具体的なアイデアについて金融庁に伝えました。今後、他の投資家も巻き込んだ金融庁との意見交換会を企画するなど、サステナブルファイナンスの進化を目指し継続的に対話を行っていく予定です。
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