
カディラキャピタルマネジメントは、「サステナビリティのための投資」が長期的に優れたリターンをもたらす、という投資哲学を掲げています。この信念は、以下の3つの観点(企業価値、投資機会、エンゲージメント効果)に基づいています。
企業のサステナビリティ対応の巧拙は企業価値に長い時間をかけて強い影響を与えます。企業は事業を通じて環境や社会に影響を与えますが、反対に環境や社会から影響を受けるという相互の関係にあります。よって、外部に与えたポジティブな影響は、自らへのポジティブな影響として返ってきます。逆も然りでネガティブな影響はいつか報いとして返ってきます。
サステナビリティが企業価値に影響を与えるのであれば、それを伝統的なバリュー投資のフレームワークに統合することで、投資プロセスを高度化することが可能になります。例えば、投資対象企業のファンダメンタルズを分析する際に、財務情報に加えて非財務情報を活用することで解像度の高い実像の把握が可能になります。サステナビリティ対応は常に変化しているため、世界の動向を把握して新しい知見を投資プロセスに先駆的に導入することで、質の高い投資機会をいち早くとらえることができます。
長期的な発展を目指す企業にとって、サステナビリティを重視する投資家の声は有益な経営判断材料の一つであると言えるでしょう。見識のある投資家が情報、要望、提案などを伝えることは企業にアイデアと規律を与え、長期的に企業全体を大きく変化させる力になります。長期目線の経営姿勢は、しばしば短期的な利益を求める投資家の意見と相反することがありますが、そのような場合に経営者と同じ長期目線をもった投資家のエンゲージメントは、経営者が信じる道を歩む勇気をもたらします。
サステナビリティを重視する投資家のエンゲージメントが有効に機能すれば、日本の株式市場の構造がポジティブに変化し、新たに多くの投資機会が生まれることが期待されます。詳しくは今後の記事でご紹介します。
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